n63girl's diary

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ごく個人的なこと

メンタルヘルスの話題が話しづらい話

エヴァンゲリオンが思いのほか内面的なことを描いていたり、下記の記事を読んだり、自分のコンディションもあんまり良くなかったりして、ちょっとメンタルヘルス寄りのことを考えていました。

 

tmgathletics.net

考えてはいたんだけれど、メンタルの話題って表に出すのが憚られます。

どうしてでしょう。恥ずかしいから?甘えるなって言われるから?心配かけるから、スマートじゃないから...いろいろあるか。

風邪引いたんなら気安く話せるのに、不安だとか眠れないとか憂うつな気分だとかって、どうしてこうも話しづらく感じるのだろう。

 

あとこんなのも読んだ。

next49.hatenadiary.jp研究室で鬱 (あえてうつとは書かない) になってやめていく人たちがいる。そういう不幸を減らすために教員ができることはどんなことかといった内容です。

内容もですがコメント欄が興味深かった。現在進行形で問題を抱えている学生の、ほとんど相談のような内容がたくさん連なっている。

こうやって一人称で自分の体験、感じていることを聞く機会ってあまりないことです。これを読んでる他人からしたら本人が悪い方に考えすぎているとか自責的だとかわかるのですが、たぶん本人にはわからない。書いている人にとっては自分は無価値で何の希望も持てないんですよね。それがその人にとってのリアルなんでしょう。なまなましいです。

こういうふうに感じている人がわたしの周囲にも少なからずいたはずです。だけど表面上はそうではない、みんな元気にやってるように見えてしまう。私自身もそうだった。

 

ネガティブな内面を見せないように繕う結果、ひとりで抱え込んでしまう悪循環があるんじゃないか。

とくに男性の場合、社会的要因で弱みを見せづらい傾向にあるのではないかという話も読んだことがあります。先のNBA選手の手記みたいに。

 男の子は、男の子らしい振る舞い、というものを成長過程で早くから覚え、“男らしく”ある為に何が必要なのかを学ぶ。僕がそうだった。それは戦術書のようなもので、強くあれ、感情を口にするな、自分で乗り越えろ、と。

 

だからどうしたらいいかなんて、解決策があるわけではないです。

ひとつ挙げるなら匿名で相談できるところはあるよ、ということかな。LINEやWebチャットを使ったサービスとか。匿名でならオープンにできるというんならアリかなと思う。もちろん可能なら各種相談先や必要なら医療につながるのが好ましいですが。

 

そうは言っても精神症状への抵抗感、もしかしたら偏見といっていいかもしれないこれは無いほうがいいもののように思えるのです。

そして身体疾患と同じくらいには精神疾患のことも知っていたい。知っていてほしいように思う。そしたら周囲の人の変化の原因に気付けるかもしれないから。

そういえば2022年度から高校の指導要領に精神疾患が加わるようですね。やったね。

 

 

あと最後に注意すべきこととして、こうして精神症状について偏見を持っているのは他でもない私自身だということです。話しづらいと感じてるのは自分。周囲の目を気にしているのは自分というわけです。

これは自分自身の持つ偏見との闘いでもある。

 

他にも考えたいことはあるのだけど、今日のところはここまで。